なでしこ健康生活NHL-3のカタログやレシピブックを監修していただいている、管理栄養士・料理研究家の麻生れいみ先生が、発芽玄米をもっとおいしく・健康的に取り入れるためのヒントや栄養・医学の最新情報をお届けします。
第3回のテーマは、「夏は、主食を変えるだけで疲れにくくなる」です。
暑さに負けない体づくりのヒントを、管理栄養士の麻生先生が教えてくださいました。
ぜひ参考になさってください。

「発芽玄米 × 疲労回復 —— 夏バテに負けない、主食の選び方
発芽玄米の”夏バテ対策力”とは? . . .
GABA(ギャバ) が豊富
→ 自律神経を整え、睡眠の質や回復力UPに
ビタミンB群 がしっかり
→ 糖質や脂質の代謝を助けて「だるさ」を減らす
マグネシウム・カリウム が摂れる
→ 汗で失われやすいミネラルを主食からカバー
発酵性食物繊維
→ 腸内環境を整え、免疫・疲労回復を底上げ
夏バテの原因を「食」でリセットする —— その第一歩が、主食を発芽玄米に変えることです。
暑いときは冷たい麺類やジュース・アイスに頼りがちですが、それではたんぱく質、ビタミン・ミネラルルが不足し、さらにバテやすくなります。
そんなときこそ、栄養豊富な「発芽玄米」を主食にしてみませんか?
夏におすすめの “冷やし発芽玄米ごはん” の食べ方
・冷たい味噌汁と合わせた「冷や汁風」
・梅干しや酢をきかせた「さっぱりおにぎり」
・オクラ・納豆・とろろと一緒に「ネバネバ丼」
・ごま油とポン酢で「韓国風ビビンバ冷やしごはん」
〈今月のレシピ〉
\ 火を使わず、夏にうれしい時短主食! /
「冷や汁風・発芽玄米ごはん」

[材料 (2人分)]
・発芽玄米ごはん(冷)…… 茶碗2杯分(約300g)
・きゅうり …… 1/2本(輪切り)
・絹ごし豆腐 …… 100g
・味噌 …… 小さじ2~3
・だし(または水+顆粒だし)……… 200ml
・白すりごま …… 小さじ2
・大葉・みょうが・ごま・氷 …… お好みで
[作り方]
1.味噌をだしでよく溶き、冷蔵庫で冷やしておく。
2.きゅうり・豆腐は崩しながら・ごまを加えて軽く混ぜる。
3.冷えた発芽玄米にかけて、薬味や氷を添える。
~食欲のないときでも、サラサラと食べられます!
〈ミニコラム〉
「発芽玄米×たんぱく質」+「冷やごはんの腸活力」
夏は、たんぱく質不足になりがち。
でも、発芽玄米に卵・ツナ・豆腐・納豆・サバ缶などたんぱく質を組み合わせることで、免疫力をあげ、代謝を高める理想の “回復食” になります。

さらに注目したいのが、冷やした発芽玄米に含まれる”レジスタントスターチ“。
この成分は腸まで届いて善玉菌のエサとなり、腸内環境を整えるはたらきがあります。
→ 冷やごはんを温め直すとレジスタントスターチはやや減りますが、完全には消えず、冷やす前よりは多く残るのが特徴。
発芽玄米を「冷やして」「たんぱく質と一緒に」食べる —— それが、夏を元気に乗り切る一皿です。
